桃太郎について考える

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犬、猿、雉のバランスが
必要な時代

  桃太郎民話は時代の覇者の成功哲学?
  山窩(サンカ)に興味を持って勉強を始めると色々な事が解けてきました。何故人も企業も元気が無くなったのか・・・組織の中で犬、猿、雉がバランスよく生かされていないのではないか?

犬とは、
  農耕民、定住者、年貢を納める者、体制に従順な良民・常民。権威付けされたもの・万民が認めるものを選択する人。オリジナルなものを作り出すより、先例を手がかりにする人。農耕に必要な水を均等に得るための掟(おきて)がベースか?

猿とは、
  山の民、海の民、漂泊の民、周縁の人、ハミ出した存在、体制内の人間では見られない想像力の持ち主。土蜘蛛(手足の長い職能者)、山窩、家舟、香具師、遊芸民。獲物を獲るためには、少ないユニットで他者が知らないポイントを探す必要があった事がベースか?
   豊臣秀吉は自身も猿であり、その集団を最大限に活用した桃太郎です。(但しそこから新たな桃太郎が出てこないように芽を摘んだ、もしくは出自を隠蔽するための工作をした)

雉とは、
   演算能力に優れた者、観察力、記憶力、分析能力に長けた者、村に一人は居る知恵者。(ドラエモンの“できすぎ君”)
  今で言えばインドから来るコンピューター技師のような存在?  

 そして、3者を束ねるのは川をドンブラコと流れてきた桃太郎です。
 桃太郎は上記のカテゴリーの何処から飛び出すか分からない存在。

企業で言えば
 桃太郎は体制派とか反体制とか通常のカテゴリーに分類できない、違う角度からものを観るタイプの経営者、犬は世間的な常識を備えた滅私奉公タイプの営業マン、事務職。猿は、はみ出し者だがクリエイティブなデザイナー、エンジニア、職人。雉は計数管理に強い優秀な経理マン。それらが一体になり十分に機能している組織。

戦後の占領政策で
 日本人は徹底的に犬人間に改造されたのかもしれません。体制に従順な経営者に犬的なイエスマンばかりの組織が年貢を取り立てるのには都合が良かったのでしょう。
 ○○オ○ズクラブとか○ータ○ークラブや○年会議所も良民作りに利用されたのでは?

ベンチャー企業が潰れるのは
 猿ばかりが集まった時に起こるのかもしれません。

南朝は猿をベースにした朝廷、北朝は犬をベースにした朝廷。
 南北朝時代に猿は卑賤視される存在ではなく、楠木正成のように後醍醐天皇の勅命で動く朝廷の協力者でした。

戦国時代、木下藤吉朗を助けたのは川の猿、蜂須賀小六です。ところが天下を取ってからの秀吉は身分制度をつくり、徳川幕府に引き継がれ不動のものとなりました。

明治維新以降の日本は犬の仮面をつけた猿がコントロールする国。戦後の3S作戦(スクリーン、SEX、スポーツ)の推進役は猿。

が表に出てこないのは、高い所から観察・分析は出来ても犬のような牽引力と噛み付く牙を持たない事、猿のようにアケビの蔓で器用に籠を編んだり、獣の皮を一滴の血も流す事無く剥いで甲冑を作ったり、竹で繊細な茶筅を創る器用な手を持たない事。雉は既に出来上がった組織の中で、的確な管理や助言が出来る。あれほどの人口を抱えるインドからソフトの製作者しか出てこないのは、いまだに続くカースト制が猿の活躍を抑えているからでは?
(シーク教徒は世界で活躍していますが別の世界を形成しています)

テレビタレントがすらりと足が長いのは土蜘蛛の流れ・・・と言うよりそれがかっこいいと日本人が洗脳されたのかもしれません。多くの女性が土蜘蛛になる努力を続けています。男がそれを好むからですが!!
(マスコミを掌握すれば国民の意識を自由に操る事ができますね)

資本主義、社会主義のシナリオを書き、戦後日本のシナリオを書いた存在は、様々な職人達のギルドがベースになっています。と言う事は優秀な猿です、占領政策の中で日本人から猿的な要素を徹底的に摘み取ったのかもしれません ・・・あたかも秀吉のように!!
 同和予算も良く考えたら芽を摘み取るのに一役買っているかもしれません。但し今に続く世界のシナリオついては、良いとも悪いとも一概には言えません。

シナリオを進める協力者
 但しそれぞれの国で今の社会体制が出来上がる過程で活躍したのはその国における猿である場合が殆どです。注意深くルーツを辿れば、卑賤視されると同時に、恐れられてきた存在です。中国の客家(はっか)人もその一例です。ただ戦後日本のどさくさの中でうまく立ち回って大きな力を握った猿の実態は殆ど情報として伝わってきません。

手を結び合う時代
 過去には通婚さえ認められない歴史がありましたが、これからは互いに手を取り合い、其々の長所を生かしあう事が大切なのだと観じています。その為には秘されて来た歴史の暗部を正しく知ることが大切ですね。

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