ルンルの会:
側頭葉で見る

アフタールンルの話題(投稿)

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◎試験
 資格試験の対策講座で講師をされている会員さんから、講義の内容をどうすればよいかについて先生に質問があった。テキストのページ数を講義の回数で割って、テキストを一日に一ページずつ思い出せるようにするとよい。覚えたら忘れてしまうので、見たものを思い出す練習を行う。テキストの何ページにどんな図や資料があるかも眺めて知っておく。

 資格試験だけでなくて大学入試でも、問題の作りかたや解答のコツがあって、そういうテクニックの本も出版されている。ただし、英語だけはちゃんとした塾でしっかりやらないといけない。英語のポイントは五文型をどう理解するか。
学校でも五文型は教えるが塾ほど徹底してはやらない。『英文標準問題精講』を百回やった会員のKさんは前人未到のレベル。しかし、最初から『英標』は難しいので、教科書レベルの英語を五文型に分解して理解するところからはじめるとよい。『英標』は、本文だけでなく、まず、目次を、さらに本文だけでなく索引もよく読んで、本そのものの構造をよく理解しておく(重要)。

 英文は繰り返し黙読して、常に音を頭に響かせておく。読むスピードは、普通の音読レベルを十分にこなす。アメリカ人が1分間に60文字を読むのに対して日本人は15文字(単語数で)と、約4倍の差がある。
もっとも、白洲次郎氏は、アメリカ人に英語をほめられたとき、君もがんばればボクのように英語が話せるよと、いい返したぐらいに見事な英語を使っていた(米語ではなく、イギリス英語)。

◎側頭葉で観る
 前月にも話題になったが、やはり鉢巻をすると周囲の感覚が極端に鈍くなる人がいることから、側頭葉で何かの情報をキャッチしているというお話し。
あるとき、植原先生が目をつぶっていると、それでも何かが見えていることに気づかれた。植原先生の塾の生徒さんたちは、多くが体育会系のクラブに入り、クラブの時間に授業内容を思い出す訓練をしていた。それで、学校の授業中は、机に顔を横向けてうつぶせに寝て、側頭葉が前を向くようにして寝ながら授業を受けていた。それで、三年間、板書もとらず、起きて授業を受けずに成績はトップクラスだった。最初はうまく授業内容が思い出せない生徒にも、植原先生は、一週間も続けたら一個ぐらいは思い出せるかもしれないし楽ちんなんだから続けなさいと、おっしゃっていた。
※お坊さんが頭を剃るのは、もともと側頭葉で観る感覚を鋭くするため。

◎疲労回復
 大会になるとスポーツ選手に食品メーカーがスポーツドリンクをあげたりいろいろしてくれることから、疲労後30分以内に栄養を摂取すると回復が早いと、いう話を会員のかたが先生と話していた。
◎インターネットよりも
本のよいところ

 インターネットよりも本のほうが情報が多い。本はいいよ、ますます好きになったよと、いうお話。
◎般若心経の
優れている点

 般若心経の優れている点は、仏教の重要な言葉がほとんど網羅されていることで、用語集としての価値が高いところにある。
◎般若心経の
解釈は無意味

 用語集般若心経には、観自在菩薩が出てきていかに偉大だったかを語るために、釈迦の仏弟子の一人舎利弗(しゃりほつ)に「シャーリプトラよ」と、菩薩が教えを説くところがあるが、舎利弗は阿羅漢(あらかん)である。  

 あるとき舎利弗が布施行をしているとき誰かがやってきて、舎利弗に「お前が布施行をしているというのなら、私がほしいものを何でもくれるか?」と、尋ねた。舎利弗が「何でも差し上げます」と答えると、その者が、「それなら、お前の目玉をくれ」といった。そこで舎利弗が自分の目をくりぬいて差し出すと、その者は「こんな臭いものを貰ってもしょうがない」と舎利弗の目玉を地面に叩きつけ、踏みにじった。
 それを見た舎利弗は、カッと怒りが頂点に達したが、同時に自分が布施行で悟りを開くことができないことがわかった。舎利弗はのちに、釈迦のもとで悟りを開き阿羅漢となり、智慧第一とよばれた。

 菩薩が修行半ばの者であるのに対して、阿羅漢は修行が終わった者である。
如来(仏)は、さらに修行の成果である悟りを、他のものにも広めようとするものである。菩薩と阿羅漢では、天と地ほどの差があって阿羅漢のほうが上なのに、菩薩がシャーリプトラよと、舎利弗に教えを説くのは、なにか後から取ってつけたような、うそ・間違いがあるというお話。

○オーム
 オーム (聖音)、マントラ(真言)で「口へんに奄の、おん」とおなじ。宇宙にあまねく響き渡る真理の言葉・・・「オーン」と、発音される。るん・るのマントラ「オン・ニコニコニッコリ・ソワカ 有難うございます」というのもある。

○学者
 学者の中には井筒俊彦のような、中途半端な宗教家が足元にも及ばないような、すごい人がいる。以前、植原先生がるん・るの会員さんに本を使って速読するときは、『意識と本質』と『摩訶止観(まかしかん)』を読むように、強く勧められていたが、実際に2冊とも精読したのは会員のKさんだけだったというお話し。

○禅、釈迦の悟り
 禅僧が座禅によって、いかにもすばらしい体験をしたように話すのは、あたかも悟ったように錯覚しているだけ。ゴウタマ=シッダールタ(釈迦)の悟りは、究極の理性に目覚めたこと。どのような感覚が生じても、それをしっかりと理解できないのは、まだ理性が追いついていないから。

◎タンパク質のスコアが100の食べ物たまご、しじみ、かつおぶし。

◎テレビよりもラジオのよいところ
 ドラマは、ラジオのほうがリアルに訴えてくる。とくにホラー物などはラジオのほうがよっぽど怖いというお話し。最近のラジオは感度もよく、選局もデジタルで合わせやすいものが出ていますね。

◎雑音
 人が話した言葉は永遠に鳴り響いていて、うるさくてしょうがない。ゴウタマ=シッダールタ(釈迦)も閉口して、無駄な話しをするなと、弟子に説いたくらいだと、先生がいわれた。するとある会員さんが、いったことはすぐに消え去ると思いますが、それでも先生は鳴り響いているとおっしゃるのですかと、質問した。
 何万年前の星の光がいまだに途絶えていないのに、なんで今言った事がすぐに消えるというのですかと、先生が答えられた。もっとも、太陽や地球から出ている雑音もあって、それらは人が話している音とは比較にならないほど大きいそうだ。(NASAが宇宙空間で収録したスペースサウンドのCDが過去に有りました)

 最近、HPの異次元世界のコーナーで紹介いただいた「分限者のセオリー」にも、ある政商の成功の秘訣に「無駄口をたたかない」とあるので、これも宇宙の法則といってよさそうだ。

※本稿は、「るん・る」一会員のノートですので、先生が話されたニュアンスとは若干の違いがあります。

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