ルンルの会:
最後まで消えない欲とは?

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焼き鯖、なれずし
鯖街道の味(上から焼さば、焼さばずし、さばなれずし)
植原先生からの問いかけ!!
 るん・るが終った後の食事会で植原先生から皆に質問が投げかけられました。
社会的に大成功をおさめた上場企業の会長だったかと植原先生が話している時に「殆どの欲は無くなってしまったが、一つだけどうしても消えない欲がある」と打ち明けられたそうです。当方は答えを思いつきませんでした。若いけどルンル会員としては先輩のTさんが二度目に正解を出しました。

性欲でしょうか?
 「そんなものは、ある程度の歳になったら自然に減退してしまうよ」と言うのがT氏の最初の回答に対する植原先生のコメントです。
 確かに企業を大成功させるようなバイタリティを持った人物なら異性には不自由しなかった事でしょう・・・当方なんかはまだまだです!

食欲でしょうか?
 世界中の美味しいものを食べつくしたいと願望している当方が、性欲の次に考えたのは食欲です・・・しかしどうも違うようです。話は変わりますが、滋賀県朽木村の「焼さばずし」は絶品です。福井から京都に鯖を運んだルートは鯖街道と呼ばれています。毎年ツクシ採りに行く朽木村は鯖街道に面した小さな町です。何時も土産の「焼さば」と「さばのなれずし」はコンビニで買っていたのですが、今回は別の食品スーパーを覗いてみました。そこで見つけたのが鯖の下に甘く味を付けた生姜を挟んだ「焼さばずし」です。普通の鯖ずしは生臭くて嫌だと言う人が結構多いので、その対策としての焼さばずしは何処でも売っています。

 朽木村の「焼さばずし」は全く別物です。後で社員さんから「朽木村に行くのだったら焼さばずしを買って欲しいと前から言っていたでしょ」と叱られました。知らなかったのですが、 昔から「朽木村の焼さばずし」と言えば京都では有名な一品だったのです。植原先生の問いに戻れば成功者と言われ、熟年になった方なら美味しいご飯と味噌汁と漬物に干物でもあれば世界一美味しいのを知っておられる事でしょう。

物欲、金銭欲、睡眠欲(時間的なゆとり)でしょうか?
 成功者と言われ、植原先生に心の内を語られるような方なら、そのような欲は既に満たされている事でしょう。
正解は・・・名誉欲でした。
 どれほど成功しても、もっと自分を認めて欲しいと言う気持ちは消えないのですね。ホリエモンがテレビに出たり、国会議員になろうとしたり、宇宙飛行をしようとしたのは「自分をもっと認めて欲しい」と言うことだったのでしょうか?
 当方も含めて庶民はその前段階の欲望で右往左往していますが、最後に残るのは名誉欲・・・自分をもっと評価して欲しいと言うことだったとは予想外でした。

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