聖徳太子は
聖悪太子

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2016年2月10日 京都ルンル

 京都ルンルで、聖徳太子は聖悪太子だと言う植原氏の発言が出ました。
 私達は「和を以て貴しと為し」の部分だけを教えられて、仲間とつるんで酒を酌み交わし、笑いあうことを正しいと信じてきました。十七条憲法一条には、その後に続く文章が有る事実を故意に隠されています。

 一に曰く、和(やわらぎ)を以て貴しと為し、忤(さか)ふること無きを宗とせよ。人皆党(たむら)有り、また達(さと)れる者は少なし。或いは君父(くんぷ)に順(したがわ)ず、乍(また)隣里(りんり)に違う。然れども、上(かみ)和(やわら)ぎ下(しも)睦(むつ)びて、事を論(あげつら)うに諧(かな)うときは、すなわち事理おのずから通ず。何事か成らざらん。

 人民は阿呆ばかりで、お上の言うことに逆らってばかりいるが、腹を立てずに上手く手懐ける事によって、事が成せるということです。

 この時代に文字が読める民衆は殆どいなかった訳ですから、 十七条憲法は統治する側のマニュアルだったということです。

 テレビでは、仲良くつるむことによって、手術が成功したり、事件が解決すると言うドラマばかりが流れています。

 もう一つ話が出ました、クラーク博士の「少年よ大志を抱け」ですが、これも意図的に全文が紹介されていないと言うことです。

 Boys,Be Ambitious!と言う言葉の後にas Meが付いているのが、意図的に削除されているということです。

 これは札幌農学校に貢献した自分を、自画自賛している言葉だったのです。

 これによって、3次元を見ることなく、足元を固める事もなく、夢ばかりを語る多くの大衆が形成されたと言うことです。

 群れない、周りに合わせようとしない、お上の言うことを素直に聞かないと言う扱いづらい民が出現しないように、意図的に教育されてきたと言う、お粗末な話です。

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