新規事業の落とし穴
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新品状態から無残に崩壊していく盗難自転車 |
同業者が縊死したと聞いて 直接は面識の無い四国の同業者が首を吊ったとメーカーの営業マンから聞きました。他の業種に比べて大儲けは出来ない代わりに比較的安定した経営が可能な学校 教材販売業で自殺に追い込まれたのはどうした事だろうと事情を聞きました。 携帯電話の取次店をやっていた 持っている市場は悪くないのに、本人の中で本業は斜陽産業で新規事業で生き残るしかないと言う思いがあったようです。だから携帯電話の事業だけに全ての力と時間を注ぎ込んで、本業は社員さんにまかせっきりにしていたようです。 昔パソコン販売に期待を 理屈っぽい人でした 消えた同業者は具体的な技術やメカに対する知識は持たないけれど、やたら理屈っぽい人でした。 携帯電話の取次店にしろパソコン販売にしろ、これから普及すると言う説明に嘘はありません。 ただ継続した儲けに繋がる夢の新規事業だと言う説明に見通しの甘さがあった訳です。 まず触ってみる 飛びつくと失敗する それからも色々な新規事業の誘いはありましたが、バックに学者がついていると説明パンフに書かれているものは全て無視しました。机上の空論で商売は出来ません。 最先端の情報分野で成功している友人はいますが、彼の場合は儲けの切り口を全部自分の嗅覚で見つけて一から事業化しています。今回の同業者の自殺で、かっこいい説明パンフで素人に参加を呼び掛ける新規事業は100%儲けにはつながらないと言う認識を更に強めることになりました。 ※自分で物事を判断できない人は、依存心を無くす学びをしない限り商売はできません。 |