水木しげると投入堂

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蜘蛛の銅製モニュメント
不器用な人が地域を
活性化させた

三朝温泉で予約した宿のチェックインまでに時間があったので、水木 しげる記念館のある境港に行って来ました。 町はゲゲゲの鬼太郎一色 でした。記念館は700円なのでやめておこうかと妻に言ったら、折角来 たのだからということで入館しました。入って良かった・・・展示物が大変 丁寧に作られているのも良かったのですが、水木しげる氏の半生が写真 入りで大きなボードに書かれていて、それが実に面白かったのです。

水木しげる氏は典型的な
落ちこぼれだった

ゲゲゲの鬼太郎が世に認められる以前の水木しげる氏が、幼児の頃 から典型的な落ちこぼれだった事を再認識しました。かの有名青年漫画誌 「ガロ」に氏が自分の体験を漫画にしたものが何話か掲載されて一話も 欠かさず見ましたので、ドジで情けない人生を歩んできた事はなんとなく 知っていました。しかし記念館のボードを読んでここまでだったとは考えも しませんでした。幼児の頃は言葉の発達 が極端に遅くて、5歳の頃に 自分の名前の「しげる」が言えずに「 げげる」と言っていたのが「ゲゲゲの 鬼太郎」のネーミングに繋がったと言うことや、勤めても二、三日で何度 もクビなったとか情けない話に満ちていました。残された、たった一つの才能が出身地を活性化させているのですから面白いですね。 水木しげる記念館

モーツアルトもひどかった
今日たまたま映画「アマデウス」をホームシアターで観て、もっと不器用 な人間の生き様に驚嘆しました。どこまで実際のモーツアルト像に近づいているかは知る由もありませんが、音楽の才能以外は全てが欠落している ような人物像に感動すら覚えました。モーツアルト作品があまり好きでない当方ですが「レクイエム」を聴き直してみようかと言う気になりました。

今はネット客が
最も恐い評論家

今回は三朝温泉と玉造温泉をはしごしましたが、今旅館やホテルにとってネットで予約する客が最も気配りが必要と思われているらしい事をはっきりと感じました。考え過ぎかもしれませんが、自分のホームページを持っている客には特に気を使っているようです。確かに予約をする際に結構重視するのは接客態度の評価です。もちろん料理が一番ですが、その次には接客態度と温泉の泉質の良し悪しが同位ぐらいに並びます。部屋、建物はその次ですね。それを決めているのは実際に宿泊した人達です。それは旅行会社が送り込んだ観光客ではなくて、ネットで予約して宿泊した個人 の客です。

物凄く丁寧な
接客態度に驚く

何年か前はネット予約客には帰りにお土産をくれるというサービス がありましたが、今はそれだけでは十分でない事を認識されたようです。 出迎えから見送りまで今まで経験した事の無いような気の使い方です。 玉造温泉では二人で3万円を切るぐらいの宿泊費なのに、静かな角部屋で 12畳以上もあって、窓からの眺望が一番良い部屋(と感じさせる)が用意 されていました。ひどい扱いに腹を立てた10年ほど前とは様変わりです。 ※評価欄を参考にする宿選びは、人によって重視するポイントは違うと思い ますが、共通して接客態度が上位に来るのは間違いないと思います。
役の行者が投げ込んだという
日本では珍しい
本当に恐いところ

この10年間に転落死3人、骨折5人を出したという、三徳山三佛寺 奥の院投入堂に行って来ました。チャレンジするのは二回目で10年 程前には途中の鐘楼堂まで行ってリタイヤしました。とにかく半端じゃ ないほど恐いのです。古い木の根っこだけが足場になっていて、その下10m程(と感じた)のところには大きな岩がゴロゴロ転がっていて防護ネットも無いのです。足を滑らせたり、木の根っこが折れたら命に関わる事故になります。年間3万人もの人がその頼りない木の根っこを足がかりに登って行くのですから凄い話しです。アメリカでは自己 責任においてという事で、かなり危険な行動も容認されていますが 日本では他にあまり例を見ないと思います。三徳山三佛寺投入堂

意識と身体の
リセット体験

投げ入れ堂まで後少しというところで足はガクガク、肩で息をしている状態ではたして無事に帰る事が出来るのだろうかと不安になりました。 しかしせっかく此処まで来たのだからと言う思いだけで投入堂を目指しました。本当に後少しで、あっけなく投入堂が目の前に現れました。するとどういう現象か分かりませんが、身体がスーと軽くなって呼吸も 平常時に戻って、意識も最近に無くすっきりした状態になりました。この現象には様々な解釈が出来ます。磁場の良いところ(0磁場 と誰かが言っていますが) で意識と身体がリセットされた。適度な緊張 と運動と達成感で心身の恒常性が急速に高まった。それから何日も 経過しましたが意識と身体のすっきり感は持続しています。安全、安心、快適、衛生的な環境の中だけでは、奥の深いところでの心身のリセットは起こりにくいのではないかと今のところ解釈しています。

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