濁河温泉の青い滝

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山が背景のホテル風景
チェーンを用意された方が
ゴールデンウィークに入ったのに肌寒いので まさかとは思いながら「道路が凍てつくと言う ような事はありませんね」と濁河温泉の旅館に問い合わせると「何ともいえませんのでチ ェーンを用意された方が良いかと思います」 と言われました。知多半島から向かったので高山側から入 らずに中央自動車道中津川ICを下りて、最 初は気楽に走っていたのですが、最後の30 kmはチェーンを積んでいなかったら諦めて 引き返すところでした。
チャオ御岳スノーリゾート の案内とカーナビを 頼りにヘアピンカーブが連続の道を延々と走り ました。御嶽山の頂上が次第に低く大きく迫っ てくるので随分高いところまで来た事が分かり ます。

スノーリゾートには着きましたが
突然目の前にゲレンデがバ〜ンと広がって スキーやスノボで沢山の人が滑っている所 がチャオ御岳でした、濁河温泉は更にその 先です。ここからの道が大変だったのです。  前からも後ろからも車は一台も来ないし、 ところどころ舗装されていない狭い道は車の 屋根まで届く雪が両側に迫っています。本当にこの道で間違いないのか不安に なってきましたがカーナビの画面では青い 線が先に続いているので間違いはなさそう です。これは途中でチェーンを着ける事にな りそうだなと覚悟をして、妻に笑われながら ダウジャケットを積んできたのは大正解と考 えていたのですが最後まで道路上に雪はあ りませんでした。

思ったより軒数が沢山ありました
こんな所に来る物好きは我々夫婦ぐらいかな と思っていたら12軒も旅館や民宿があって、 休業している処以外の駐車場には結構沢山 止まっていました。ナンバープレートを見ると 近畿、中部、関東各府県のナンバー が満遍 なく揃っています。  少し色の付いた掛け流しの泉質はとても良 いと感じました。今回は一番大きな旅館に泊 まりましたが、次回来る事があれが「ひゅって」 とか「ロッジ」と頭に付いている鄙びた宿の方が 場所の雰囲気には合っているように感じました。
青い滝つぼ
「緋の滝」は青かった
ひゅって「森の仲間」の前の道を80m 入ると、この滝があります。緋の滝と 名付けられているので紅葉シーズン は周りが緋一色になるのでしょう。 ところが今は青一色です。温泉成分 の入った飛沫が青く凍っています。 このような光景を見たのは初めてです。
町営露天風呂のHP
濁河(にごりご)温泉の雰囲気は何故良いのか?
 コンビニも土産物屋も派手な看板も無くて、ただ温泉宿があると言う実にシン プルな空間が実にお洒落なんです。今回泊まった大きな旅館以外は、それ ぞれに一癖あるオーナーが経営していると言った雰囲気のところが殆どで した。 豪華ではないけどこだわりの料理を食べさせてくれる感じで、食後 のコーヒーにもこだわるかもしれません。飽きっぽい当方にしては珍しく 、 もう一度来て泊まってみようかなと言うところが一軒あります。  下の写真の「ひゅって○○○○」です。当方の仕事の関係でも、派手な 宣伝シールを貼ったメーカーの物は売れないと言う事実と相通じるものを 感じます。

※ここで話は終る予定でしたが
ネットで調べたら「ひゅって○○○○」は宿泊予約サイト各社で紹介されていて、 今回泊まったところよりも9000円も高かったのです。食事は美味しいかもしれま せんが、建物は間違いなく数ランク落ちます。雰囲気料として9000円払う気が あるかと聞かれたら否です。当方が宿を決める判断基準の境界線は15000円 です。それ以上払う場合は交通の便も設備も食事も納得できるところです、だから殆どが12000円程度のところばかりを選んでいます。その価格でも設備は良いし、料理もとても美味しいところが2割程度あります。

ペンションと雪

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