異形のもの

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古い木造の大きな倉庫
犬の散歩道を広げていくと、半世紀前にタイムスリップしました。この建物は農協の倉庫ですが、いつ頃建てられたものか調べた事もないので知りません。とにかく小学生の頃には既に古びていて、何の興味も惹かない薄汚れた存在でした。今改めて観てみるとなかなか魅力的じゃないですか! 外観をそのまま残してレストランとかイベントホールにしたらかっこいいと思うのですが・・・・  

人は異形のものに神秘性を感じて惹かれたり恐れたりします。何を異形と見るかと言えば場違いな物、普通とは異なった物・・・その時代に合わない物とか、常識的な目から見たら基準から 外れたもの等。

人の場合、一番簡単に異形になれるのは服装です、今だったら 和服を着ると異形かもしれません。過去には作務衣やエスニックなものが異形だった事も有りますが、今では見向きもされません。

次に簡単なのは頭髪です。30年以上前に長髪は異形でありレジスタンスと自由の象徴でした。今はアーチストかミュージシャンの定番になっています。何もやっていない男性が長髪にする場合は、よほど似合っていない とカッコ悪いと見られます。

もう一つは僧形(スキンヘッド)です。少し前までは怖いお兄さんのトレードマークでしたが、オリンピックでスキンヘッドの選手が増えた事から市民権を得る事ができました。但しまだ少数派なので異形の端っこに引っかかっています。過去にスキンヘッドが流行った時代があります。  

高野聖(こうやひじり)がよく知られていますが、“聖”にも色々 有ったようで、様々な理由で様々な身分の人々が僧形になって物乞いに近い形で日本中に出現した時代です。彼らが日本の文化、芸術、芸能、宗教・・・上に残した足跡は計り知れ ないものが有るようです。一度調べてみる価値があります。 スキンヘッドは似合わないとかっこ悪いものかもしれません・・・

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