ルンルの会
社員の入院
1998年10月

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大量の薬
現代医療の問題点について、
色々と気付かされた話しです。

 九月十五日に全国大会から帰って来ると、色々な出来事が起こっていました。十六日も休んで友達と地ビールを飲みに行こうと予定していたのですが、それどころではなくなってしまいました。十四日朝、営業社員のNが出社しょうとして、玄関で心臓発作を起こして倒れていたのです。その頃私は、何も知らずに谷川温泉で朝食をとっていました。出かけたら帰るまでは会社に連絡を取らないのが常です。  

 十五日の深夜に、友人に行けなくなった旨を連絡し、十六日からはNの代わりに営業活動に出ました。十七日の朝に別の営業社員から、妻の父が危篤状態で出社出来ないと言う電話です。なんとまあ、今回のルン・ルは様々な学びのチャンスを与えてくれるものだと、神棚に手を合わせて「ありがと〜」と言いました。会社で毎年健康診断を受けているのですが、昨年Nは血圧が高いと指摘されそれ以来降血圧剤を飲み続けています。

  薬は飲まない方がいいよと、高次元医学のお医者さんを紹介するのですが絶対行こうとしません。こんな事を思ったらいけないのかも知れませんが、その内何処かに副作用が出るだろうなと予感していました。
  だから聞いても、心臓自体には異常はないと直感で分かりました。全国組織のT会病院がこの地域の救急指定病院になっていて、そこに運び込まれていました。十六日、一通り営業活動をしてから覗きに行きました。朝に部屋番号を聞いていたのですが、五階と言うことしか覚えていません、看護婦詰所に寄って「Nの病室は何処でしょうか」と尋ねました。  

 マスクをした太い看護婦さんが出てきて、小さな声で何か言いながら、先導して案内してくださるようです。五歩ほど歩いたとき、突然その看護婦さんが崩れるように倒れてしまったのです。「大丈夫ですか?」と声を掛けると、かぼそい声で大丈夫ですと言われるのですが動くことが出来ません。別の看護婦さんが飛んできて「なにしてんの!そやから早う帰り言うてんのに」と叱りつけるように助け起こして引きずって行かれました。

  ああ、ここは長く入っていない方がいいなと感じました。病室で、絶対に心臓に異常は無いから安心しているようにと伝えました。本人はどうしてそんな事が断言できるのだと言った顔です。三日後、カテーテルを心臓の血管に入れて検査してもらったが、何処にも異常は見つかりませんでしたと、Nの奥さんから電話がありました、ああ、やっぱり!!
  それから病院は十日間かかって原因を調べ、結局何も分からないが薬を飲み続けるのなら、職場復帰してもよいだろうと結論を出しました。人間の身体と健康については素人もプロも無いのだなと、実感しました。

 しかしこの期間は、私にとって大変有意義でした。十八年ぶりに現場回りをして、小学校の先生達の疲弊ぶりと、児童の目線で真剣に悩みを聞いている素晴らしい姿に接する事が出来ました。私の会社は小学校の教材を学校に納めています。

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