一匹のミミズ

2000年1月

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みみずの挿絵
 バケツ6杯に溜ったボカシ和えを畑に入れる時に、一匹のミミズを切断して しまいました。ミミズの苦しみは分かりませんが、ドキッと胸に痛みを感じま した。山土に三年間残飯を入れ続けて始めて見たミミズです。ちょうど川口 由一さんの「妙なる畑に立ちて」野草社を読み終った時でした。しかし無肥料 不耕起栽培なんて条件が違うのだから七年後の話だと受け止めていました。

 ところがこんな未熟な畑に一匹のミミズが住み着いてくれたのです。 生命力 の強いミミズの復活を祈りながら、もう耕すのはやめようと決意しました。具体 的にはボカシ和えを入れる場所を一箇所に決めて、EMの活躍で残飯が消えた ら少しづつ畑全体にばら撒こうと考えています。30坪程度ですが、この方法 では効果が出るまで相当時間がかかるでしょう。

 しかしこんな痛みを感じるぐらいなら、野菜の出来が少々悪くても我慢します。 生えた草をその場所に寝かせておけば、EMとの相乗効果が出ることでしょう。但しこんな事は、生活がかかっていないから言えるのです。身近に学びの 場があるのは有難い事です。テレビのドキュメント番組で十何代も続いた或る豪農が規模を局限まで拡大した末に、減反政策等で縮小を余儀なくされている姿が紹介されました。

 若い頭主は無農薬の米造りを決意します。最初は順調に育ちましたが、ある朝田圃に行くと病気が発生しているのに気付きます。 「このままでは 全滅してしまう、必要最小限の農薬を撒きます」と苦渋に満ちた宣言をし ました。農薬散布の様子が写り、それ以後順調に育っていきました。 あと少しのところで、予想外の長雨が続き稲が水没しそうになります。 カメラは彼の苦悩の表情を克明にとらえます。結果的には全滅を免れ、 家族で新米を食べている様子が写りました。別のカットでは、収穫中のジャガイモに巨大なミミズが半身食い込んで暴れて いました。 大変ですね・・・・

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