ルンルの会
電気クラゲ
ヤマトンチュウは電気
クラゲの悪夢を見るか?

F・ K・ DEKOHAGE
2000年8月

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カツオノエボシ
 20年ぶりに陸上の八重山観光をしました。その間水中は何度か訪問しましたが、朝ボートで沖に出て夕方帰ってきたら連日泡盛パーティで、まともな観光はしていません。
  今回は家族旅行なので、観光と食べ歩きの4泊5日を過ごしました。
  そして気がついたのは、違う角度から見ると別の世界が広がるという事です。20年前と一番変わったのは、どの島の海水浴場にも電気クラゲに注意の看板が立ててありました。フィンを借りに行ったダイビングショップで、インストラクターの太ももについた痛々しい傷跡を見て電気クラゲの毒が半端じゃないと理解できました。 触れる場所によっては命にかかわる事もあると、くどいほど注意を受けました。ずいぶん前から、八重山の海水浴場は水が結構濁っている事を知っていました。  

 西表島でも道路を整備したときに赤土が流れ込んで、陸エントリーできるポイントが無くなってから随分経ちます。とここまでは普通の観光客の話です、そこから一歩踏み込んだらあっと驚く世界が待っていました。石垣島の西端に御神崎灯台があって、その手前にきれいなビーチがあります。
  ダイビングショップでシュノーケリングに行くポイントを聞かれましたので、以前に水中写真コンテストで上位入賞した作品を撮影した場所を言いました 。 「あそこはもうだめだよ、米原か御神崎がいいよ」とアドバイスされました。 家から持参したマスクとシュノーケル、そして借りたフィンを積んで、藤色のトヨタビッツで40分程のドライブをしました。

  前日の大雨が嘘のように晴れあがって気分は上々です。地元の人は週末の夕方しか泳がないので、そこは完全にプライベートビーチ状態です。
  ところがやはり透明度はあまり良くありません、所々に死んだ珊瑚の塊があって小さな熱帯魚がチョロチョロしていました。陸エントリーではこんなものかなと言う感じで、シャッターを押すことも無く時間を潰していましたが、ふと気が向いてもう少し沖に出てみました。 ビーチから300m以上離れた時に突然ドーンと素晴らしい世界が展開されました!!偶然リーフの外に出ていたのです、エッジの部分は2m、そこから7〜8メートル落ち込んであとはずーと深みに続いています。透明度は抜群で、ボートダイビングで見る色とりどりの魚群が次々に現れます。大声で皆を呼び寄せて、おなかがグーグー鳴るまでハッピーな時間を過ごしました。  

 お昼を食べてからタンクを借りてもう一度来るかと提案しましたが、却下されました。次の日、リス猿と遊べる八重山民俗園でかき氷を食べたとき、お喋り好きの店の女性から色々な話を聞くことができました。海岸に電気クラゲが目立ち始めたのは15年ぐらい前からで、20年にはならないと言うことです。
  触れると皮膚が溶けて2〜3年はケロイド状の傷跡が消えません。シュノーケリングした時に電気クラゲには一匹も遭わなかったと言いますと、場所を聞かれました。御神崎と言いますと、それまでの朗らかな表情がサーと変わりました。「あそこは危険な場所ですよ、私の弟が灯台の下で行方不明になって3年経ちます」こちらも表情が変わってしまいました。彼は人一倍泳ぎが達者だったそうです。最初の間あまりにも面白くなかったので、全員で灯台下に移動しようかと考えていた事を思い出してゾーとしました。もう一つ一歩踏み出したのは、平久保崎灯台という北の端に行ったことです。

  あまりにも端っこで観光バスが入れない細い個所もあるので、レンタカーかとんでもない料金を払ってタクシーで行くしかない場所です。帰る日の飛行機が夕方6時30分と随分時間の余裕がありましたので、気乗りしない家族を説得して朝一番に出発しました。そこで見た景色は網膜にしっかり焼き付いて消える事はないでしょう。娘がウンコをしたくなって、人里離れているにもかかわらず野糞は嫌だと言いますので十分に撮影する時間が無くて良い写真が見てもらえません。
※御神崎のポイントは別の意味で非常に危険な場所なので、このレポートを読んでも行かれませんように。フィンを返しに行ったときに、重い言語障害をもつスタッフの方が「その場所はダイビングボートの通り道になっていて、ダイビングフラッグを浮かす等の準備をしないと大変危険です」と一生懸命に注意して下さったのです。
娘に5匹のリス猿がしがみつく
八重山民俗園のリス猿餌を持っているとこうなります爪をたてたり指を噛んだりしません、不思議な感触です
私の背中に手をかけるキツネ猿
八重山民俗園で手すりにもたれて5匹並んだキツネ猿を写していたら・・・

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