比良山で見た
元気な人達
行ったきっかけ |
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場違いな存在 比良山上に着き、ロープウエイを降りて愕然としました。前の広場で屯している人たちは全て登山スタイルで身を固めています。リュックサック、山歩き用の靴、先に棘の付いた伸縮する杖、服装もいかにもそれっぽい人達ばかりです。こちらはブレザーに紐無しのタウンシューズ、生協の買い物袋にビールとおつまみです。馬鹿にしているように思われるかもしれませんが、別にきまりがあるわけでもないので気にせず看板を見てコース選びです。石楠花が見られるルートを往復1時間程度歩くことに決めました。 |
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次々に出会ったのは元気な老壮年のカップル 「コンニチハ、こんにちは」と声を掛け合いながら出会うのは定年退職したような年代のカップルが過半数を占めています。30〜50年の夫婦生活で互いに似た波動を持った人達に何組も出会うと、健康について一つの言葉が浮かびました。「卵が先か?鶏が先か?」こういう処に来ているから健康なのか、健康だから此処に来ることができるのか?急な山道をわずかな時間ですが歩いてみて、これは氣功に通じるところがあるなと気が付きました。木の根っこを掴みながら身体を捻って登る動作は普段使わない筋肉を動かします。無理せず自分のペースで歩けばよいし、心地よい鳥の声を聴きながら深い呼吸を一定時間続ける訳ですから、人が本来持っている「元気」がどんどん蘇ることでしょう。 |