ルンル会員の
特異な体験

信頼していた仕入先に
2億円騙しとられた話

1998年4月

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シヴァ神画像
倒産を目前にして
京都ルンルを立ち上げる

 ルンルを始めたら、倒れそうだった会社が楽々経営に大逆転したと言うお話。この10年間、いくら努力しても利益が出ない状態が、毎年続きました。特にこの5年間は赤字の連続です、そんな状態の中でルンル京都のお世話を始めました。昨年10月社員さんに集まってもらって、累積赤字が1500万円と言う決算報告を、ルン・ルスタイルで畳の上に車座に座り、お菓子をポリポリ食べながらしました。「社会に必要な仕事をしているのだから、必ず良くなります」と心から言いました。

経理が仕入先の
不正に気付く

 それからしばらくして、経理のTが「仕入先の××店の請求書がおかしい」と指摘しました。Tはパソコン大好きで、社の各種処理ソフトを自力で組み立てた男です。××店は20年数年来の取引で、一昨年9月に始めてパソコンを導入しました。数箇所の間違いが見つかり、経理から××店に連絡いたしますと、驚いたことに「パソコンに不慣れで」と、すぐに460万円返却してきました。自己申告だけでは納得できないので、50品目に絞り込み、全社員が10日掛かりで実際に現場に販売した数量をはじき出して、××店の請求書と比較してみました。すると全ての品目が2〜3倍多く請求されております。

累計で2億円騙し
取られていました

  またたくまに、460万円とは別に1300万円ぐらいの差額が出てきました。まだ調べていない品目を含めると、いくらになるか見当が付きません。そして、仕入額はこの10年間、緩やかなカーブで一定しております。・・・と言う事は、少なくともこの10年間は毎年2000万円以上、実際より多く請求されてきたわけです。その間、××店主は一億円の家を建て外車を購入されています。

長年続けたスキューバ
ダイビングもやめて

  こちらは、経費を切り詰め、役員報酬を減らし、小遣いを減らし、30年近く続けていたスキューバダイビングもやめて、見えない世界の探求に出費を絞り込みました。株の購入も、土地投機もせず、ゴルフもやらず、車は動く限り10年経っても乗りかえず、電化製品は自分で修理しながら、ひねり出したお金で、ようやくサイババツアーに行くことが出来ました。

4人の子供は親が貧乏
なので逞しく育ちました

 4人の子供達は、親が十分な小遣いを渡さないので、何か欲しかったり、やりたかったら自力で稼ぐのがあたりまえになっています。年頃になった娘達は300円の服をフリーマーケットで買ってきます。

警察にも届けず、裁判も
せず、相手を許しました

 不思議な事に、私の気持ちの中に××店主に対して怒りの感情も、怨みも、全く湧いてきません。悟りすましてかっこうをつけている訳ではなく、本当に良いことをしてくれたと言う感謝の気持しか湧いてきません。もし毎年十分に利益が出ていたら、ルンル京都を世話することは無かったでしょう。こんなに素晴らしい人達との出会いもなかったかもしれない。会社の経営面から言えば、同業他社が扱わないものを次々に開拓して、他社営業マン平均の2倍に近い売上を、全員が達成するという優秀な人材には育っていなかった事と思います。だから、××店主の「取扱いに不慣れで」と言う言葉を” 信じて”パソコン導入後の間違い分だけ、可能なペースで返して下さいと、素直に伝えることが出来ました。彼の店の売上の70%近くを、私の会社が占めています。

会社は一挙に
黒字会社に大変身

  昨年12月で取引は完全に中止しました。 現金は殆ど使ってしまわれたようなので、現物弁済でもいいですよと言いましたところ、今年に入ってからも、せっせと商品を運んで下さっています。 それ以来毎月、いまだかって見た事のない月次決算の数字が、報告されています。同業他者がこれから迎える氷河期に向かって、暗澹たる顔をしている中で、私だけがデレ〜としています。植原先生の言う「果報は寝て待て」「棚から牡丹餅」とはこの事なのだろうか等と、とても程度の低いことを考えています。

この体験によって
確認できた法則

  「福の神は、自分の目の前に居る」今回の福の神は経理のTさんです。「欺いたり、敵対してくる相手は長期的に見れば最大の協力者である」。「金も口も出さず心配しなければ、子供は自立する」。

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