魂の発達段階

ニューエイジの流れが
一般化する中で

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密教法具五鈷杵
20年前には一部の変わり者だけが関心を持っていた・・・
波動グッズや健康サプリメントや正食への関心が一般化する中で14年前の雑誌に氣功医師の矢山利彦さんが寄稿した文章が俄然意味を持ち始めました。空海による意識の進化論と、カナダの精神科の教授 ジョエル・ホイットンの魂の発達段階を紹介した文章です。社会に漠然とした不安が蔓延する中でニューエイジ(この表現も変ですが)グッズに救いを求める人達が増えていることに何か歪を感じるようになりました。この分類が全てとは言いませんが 、自分自身も対象に含めて一つのチェック基準になるのではないかと思います。
空海による意識の進化論
三密加持で意識のエネルギーを使うことを覚えると、進歩の旅に出ます。その時の意識進化の行程表を、空海さんは『秘密曼陀羅十住心論』として残してくれました。それによると、意識進化の段階には10のステップがあります。

第1段階は『異生羝羊心』(いしょうていようしん)。羝羊は雄羊のことです。食欲と性欲という物質的なものに支配され、その他の因果の理法など哲学的な理解や認識に興味のない段階です。本能的な欲求にのみ従う段階です。

第2段階は、『愚童持斎心』(ぐどうじさいしん)。迷信の段階です。道徳に目党めた心で、本質的な理解や認識はないものの、悪いことはやめておこう、という心の働きです。

第3段階は、『嬰童無畏心』(ようどうむいしん)。嬰童、すなわち、みどり子が母親の胸に抱かれて、恐れがなく安心している状態です。宗教や教義に心の安らぎを見出し、母なる人、たとえば教祖などの存在を必要とします。これは見えている人にぶらさがっている状態です。

第4段階は、『唯蘊無我心』(ゆいうんむがしん)。蘊という人間をなりたたせている要素によって人間は出来ており、永遠不滅の自我はないということです。小乗仏教で、釈迦尊の教えを知った段階です。いろんなことを勉強していく過程で、みんなが同じことを言っていることに気付く段階でもあります。

第5段階は『抜業因種心』(ばつごういんじゅしん)と言って、業と因を抜く、つまり業(カルマ)と苦を生起させる因子を抜こうと努力を開始した心の階段。自分も飛んでみたいと思って訓練を始める段階と言えるでしょう。

第6段階は、『他縁大乗心』(たえんだいじょうしん)です。小乗から大乗に進みました。自分自身の苦の原因を認識し、それを抜く訓練をすると認識力が高まり、一定の力を持つようになります。大乗で「利他の行をなす」と言いますが、縁にふれて困っている人がいたら、こうしたらいいですよ、とアドバイスできる心の段階です。

第7段階は、『覚心不生心』(かくしんふしょうしん)。ここで言う心とは、超意識、事物を生み出す根源の心という意味。その心を自覚すると、輪廻転生の浮沈の苦から抜け出て、大きな進歩の大河に乗ることができます。ここら辺りはもうすごい段階ですね。

第8段階です。『一道無為心』(いちどうむいしん)。一道、つまり天地自然の理がよくわかって、自分のものとして体得されると、無為、すなわち図らう心がなくても、ものごとが意のままになる段階です。

第9段階まできました。『極無自性心』(ごくむじしょうしん)。何となく、文字から意味が推測できます。極無とは、なにもないこととは違います。無尽蔵の無、総てを生み出す根源です。無限というのも同じです。心の状態がそうなると、インドの聖者サイババのように、空間から物質を取り出すことも可能なわけです。

最終段階、第十住心が・『秘密荘厳心』(ひみつそうごんしん)。秘密というのは、言葉に表現できないということ。ここまでくると、善も悪も、正も邪も、美も醜も、過去も未来も、総てを肯定して、光り輝いている心の段階、そう私流に解釈しています。飛ぼうと思って訓練を始めた人は、もう第5段階まできています。すばらしいことです。
ホイットンによる魂の5段階の発達
 カナダのトロント大学に、ジョエル・ホイットンという精神科の教授がいます。この人はとんでもない病気、不治の病を治す名医と言われていますが、その治療法には催眠を使います。催眠をかけて、どんどん年齢を遡ると、生まれる前のことを思い出す人がいるそうです。心身のトラブルには、前世のトラブルが深く関係しているそうで、それを思い出すことで病気を治すのです。トロント大学は、日本で言えば東大のようなところです。その権威ある大学の教授が、そういうことをもう※20年も研究しています。驚かれる方もいるでしょうが、実際、そういう時代に入っている証です。その彼が、人間というのは、ある段階を追って勉強していくものだと言っていますが、その発想が非常に空海に近いものです。ホイットンの場合、魂の進化段階を5つのプロセスに分けています。(※この文章から14年経過していますので34年)

1、唯物論の段階。
 この世はモノしかない。だから金とか権力、名誉というモノに一生懸命になるんだ。 人間はモノで楽しめるという段階です。

2、迷信の段階。
 空海のいう2段階目『愚童持斎住心』の段階。良いことをしようという積極的な段階ではないけれど、悪いことはやめようという道徳心の目芽えの段階です。

3、根本主義の段階。
 キリスト教の聖書のままに生きようとする段階です。目に見える教義を必要としているのです。

4、哲学の段階。
 もっといろんなことを勉強することで目覚めることができるのを自覚する段階です。飛んでみよう、そういう心です。

5、迫害の段階。
 聖書に「義によりて迫害されるは幸いなり」という一説がありますが、その段階です。邪魔が入ろうと、どうしようと、魂の進化を求めていく段階です。宗教、文化の違いによる表現の違いはありますが、魂の進化、意識の進化について、洋の東西を問わず、また宗教、医学と方法論は違っても、同じような認識に達した先輩方の考えを虚心に受けとりたいものです。

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