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社員が家を建てたら ラスベガス旅行が当たった 仕入先の不正を見つけ会社の危機を救った経理のTは、銀行の勧めで老朽化した家の建て替えを決心しました。これも会社の決算が大好転したおかげです。彼には長年の夢がありました、夫婦でグランドキャニオンに行く事です。その為に数年前から旅費の積立てを始めていました、アメリカに行く人に頼んで写真集を入手し、繰り返し眺めてはそこに身を置く事をイメージしていました。 ところが家を建てると言う、もっと大きな夢が実現することになりました。月々のローン返済は極力少なくしたいので、旅行は諦らめ積立金は家の頭金に充当しました。大変良心的な建築会社も見つかり、半年後に予想以上におしゃれな住み易い家が完成しました。入居して2カ月たち「難儀な事になりました」と浮かぬ顔をしています、「家を建てた建築会社の抽選に応募したら当ってしまいました」何事かと聞くと「夫婦でラスベガスに無料招待されました、ところが出発が2月22日で、給料計算前なので行けません」・・・・ラスベガスはグランドキャニオンツアーのベース地です。 社員の心臓発作 3年程前から矢山利彦さんの大周天氣功法を、毎朝していたので自信があったのです。ところが治まる気配もなく、Tは救急車を呼んで欲しいと言います。敗北感はありましたが、固守するようなアホでもありませんので、心配そうに見守っている他の社員さんに119するように指示しました。救急車には私一人が付添いスケジュールも全部終った後なので皆に帰るように言いました。 車の中で、彼の心拍数は200を越えていました。そして運び込まれた病院で、彼を診てくださった30歳代前半の医師が全国でもまだ数例しか実施されていない、カテーテルによる心臓バイパス手術の権威でした。それからの展開は、ご想像にお任せします。それ以来彼は、この会社に入って本当に良かった、私は本当に運がよい、今とても幸せです有難い事ですと言い続けました。 夢に見たグランドキャニオン |