Yoshii9で
“たまゆら”が!!

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スピーカーの間にたまゆら
 最初はタイムドメインYoshii9の使いこなし方を中心にレポートするつもりで写真を撮ったら “たまゆら”が写っていました。
 かけていたのはブルーノ・ワルター指揮、コロンビア交響楽団、ベートーベン・交響曲第6番「田園」。中学三年生の時に買ったモノラル盤です。
 中性洗剤をガーゼにつけて丁寧にぬぐった後に水道でジャージャー流して、乾いたガーゼで水分を完全に拭き取ってからかけました。録音が古いのでお世辞にも音質最高とは言えませんが今まで聴いた事の無い「田園」が流れています。

 本来の話に戻ると「Yoshii9は入り口も大事」と言う事です。アンプとスピーカーが良いから、入り口はCDウォークマンやCDラジカセと9000円のLPプレーヤーで十分と言うのは少し 乱暴な話です。
(実はその後に色々試してみると、相性の良い機材なら安い物でも素晴らしい音が出る事が分かりました・・・初期の頃の感想文です)

 実のところ最初はCDウォークマンと9000円のレコードプレーヤーを使っていたのですが、もっと良い音が出るはずなのにとオーディオマニアの血が騒ぎ始めました。

 これには明確な根拠がありまして、10年近く前に門真にあるONKYOの研究室でGS-1 (Yoshii9を開発する前の製品で200万円)を使ってCDを聴かせてもらったのですが 今ひとつピンとこなくて、26才で交通事故死した天才トランペッター、クリフォード・ブラウンの「スタディ・イン・ブラウン」と言う持参したLPをどうしてもかけて欲しいと由井先生にお願いしました。

 何かの液でレコード出荷時に塗布された保護膜を拭き取った後でさあかけようかと言う段になって、手づくりプレーヤーのベルトが切れて先生もプッツンしかかりの険悪な状況でやっと音が出た時の鮮烈な印象は今も忘れていません。

 なんだかんだと途中経過がありまして現在はテクニクスのプレーヤーにDENONのDL-103と言うムービングコイルカートリッジをつけて、DENONの昇圧トランスで出力を10倍にして、さらにオーディオテクニカのフォノイコライザーを通してからYoshi9のアンプに繋いでいます。
 拡大写真はこちら
(ここまでやったら、あの時に研究室で聴いた音が再現されました)
 このスピーカーの凄いところは、従来オーディオマニアが悩まされ続けたハウリングと言うスピーカーの振動をカートリッジが拾う現象が一切起こらないという点です。手持ちのLPが全て別物になったような印象です。

 CDについてはSONYのCDデッキを楽天で取り寄せて繋いでみると、パナソニックのCDウォークマンでは全体に歪み気味だった元ちとせの「ハイヌミカゼ」が実に聴きやすくなりました。感激だったのはピンクフロイドの「原始心母」が何故名盤と言われるのかが今回始めて分かった事です。何だかはっきりしない音楽だと言う印象が・・・Yoshii9では凄い!!

 スピーカーとアンプに30万円出すのに、入り口をつり合わないものにして性能が十分に発揮できないのはとても勿体無いと思うわけです。但しタイムドメインminiについては、コンパクト+クリヤーな音が魅力なのでCDウォークマンと9000円のコンパクトなレコードプレーヤーを組み合わせたら何処にでも置く事が出来て便利です。レコードプレーヤーとの接続方法はYoshii9/miniの使い方(設定・準備)をご覧下さい。

  その後、様々なCDデッキやCDウォークマンを繋いでみましたが、記述したCDデッキよりも良い音がするCDウォークマンがありましたので、一概に金額の問題ではない事が分かりました。具体的に言えばDENONのCDデッキDCD-1610やSONYのCDデッキよりも、5年以上前に生協で購入したAIWAのCDウォークマンに繋いだ方がリアルな音が出ています。そのすぐ 後AIWAのDVDデッキ(一万円)に変えたら、表現がきめ細かくなった感じがします。LPプレーヤーについては9千円の物に付属しているムービングマグネットカートリッジより、DENON のムービングコイルカートリッジの方が音の質は良いと感じていますが、扱いが面倒なのであまり一般的とは言えません。

 この記述も、実際にAIWAのレコードプレーヤーPX−E880/7500円也を購入してかけ比べてみると、DENONのカートリッジよりもメリハリがあり迫力のある音が出たので由井先生の言っている事が正しいと分かり当方の完敗です・・・と言いたいところですが、ローマ合奏団のヴィバルディ作品8番「和声と創意への試み」 の中の四季をかけ比べた時に違いが出ました。 AIWAではフルユニゾンでけたたましい薄っぺらな塊になってしまうところがDENON−DL103 ではちゃんと弦が分離しています!!但しジャズやロックについてはPX−E880の方が楽しいです!!

 タイムドメインお薦めのSONYコンパクトCDプレーヤーD−E999をYahooオークションでやっと手に入れました。AIWAのDVDデッキXD-AX10と比較しているのですがCDによって一長一短です。全般的にはSONYの方が音はリアルだけど平板な印象で、AIWAのDVDデッキの方が 奥行きを感じさせます。どんな分野でも、万能のものは無いと言うことですね!!

 再度ジャズボーカルのCDでSONY D−E999と他のプレーヤーをじっくり聴き比べて違いが分かりました。よけいな物がくっつかない素直な音で長時間聴いても飽きません。但しホールで聴く様な奥行きが欲しいCDについては他のプレーヤーを使えば良いわけです。

※後になって上の記述が間違っている事に気が付きました。
SONY D−E999の場合はヘッドフォンジャックよりもラインアウトに繋ぐ方が良い音が出ます。音飛び防止機能は短い方の1に切り替えておきます。すると奥行きは出るし、豊かな低音は出るしでYoshii9の実力を再評価 しました。さらに SONYのコンパクトDVDプレーヤーPBD -V30が入手できましたのでCD−Rに焼き付けたものを色々とかけ比べてみましたところD−E999よりも精細で豊かな音が出ています。
(タイムドメインlightの場合はリモコンのヘッドホーンジャックに接続します)
タイムドメインスピーカー
の 使い方(設定・準備)
タイムドメイン
miniの使い方
タイムドメインスピー
カーを5.1チャンネルに
Yoshii9の使い方
(邪道編・低音の補強)
デジタル接続で
アナログ的に
TIMEDOMAIN
lightは凄い
ムービングコイル
カートリッジとの接続
ガイア シンフォ
ニーとGSー1
K氏からの投稿・
mini実験室
BOSEとTIME
DOMAINの対決
まじないペンと
プレーヤー
Yshii9で
サラウンド
Yoshii9の罰
当たりな使い方
超小型オーディオ
システム
Yoshii9で
たまゆらが
mini はしっかりと
タイムドメインの音だ!
USEDオーディオ
システムの薦め
“SETTEN”は本物です

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