絨毯スピーカー:
ユニット比較レポート

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絨毯サラウンド 絨毯スピーカーと
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LPレコードを洗う 音質向上の裏技 LPレコードを
良い音で
再生するには
LPレコードを洗う2:エアーコンプレッサーを活用する究極の洗浄方法

基本スタンス
 ENSOUNDとタイムドメインの美味しいところを頂いて、70年以上に渉るオーディオ人生で得たノウハウを加味して、手作りの音響システムを楽しんでいます。理論もなく、測定機器も使わず自分の耳で判断したレポートです。
  試行錯誤の末に、スピーカーの特性と、アンプ、ケーブルの適切な組み合わせ及びスピーカーに合った筒の容積 がポイントだと分かりました。エージング(時間経過による音の変化)によって、その組み合わせや仕様を大きく変更する場合もあります。かなり手間暇のかかる作業で、普通に良い音で好きな音楽を聴きたい方は自作など考えず、ENSOUND製品を購入されることをお奨めします。
アンプとプレーヤー等
アンプを大幅に
見直した経緯

 作り始めて間もない頃に、タイムドメイン社に絨毯スピーカーを持ち込んで、由井社長に聴いて頂きました。休日で由井社長一人でした、こちらは友人と二人です。 なかなか良い音やねと言いながらも、アンプが貧弱で音の立ち上がりや、切れに問題があり、低音に締りが無いと弱点を指摘して下さいました。 それ以降様々なアンプを購入して試しましたが、どれも一長一短で満足できない日々が続きました。 或る時に、物凄く安価な中国製アンプをネットで見つけて、駄目元で取り寄せたのがLepaiデジタルアンプLP-2020A+TripathTA2020-020搭載(現在はLepy2024に変更)12V5A電源アダプター付です。 今まで買った中で最も安い価格のアンプが、とんでもない性能を秘めていました。メインはYoshii9用アンプで4セットのスピーカーを稼働させ、それ以外はLepaiアンプ等を使用しています。※Yoshii9用アンプが壊れて、現在はシロクマ タイムドメインライセンスモデルアンプ シルバー TDA-100を使っています。このアンプの方が汎用性に富んでおり、使い易い事が分かりました。価格 30,250円
スピーカーケーブルは
Yoshii9と同じライカル線

 タイムドメインの由井社長が何故Yoshii9にライカル線を使っているのか良く分かりました。使い込んでいる内にどんどん音が良くなるし、安価だし、極細のメリットも多々あります。 オヤイデ電機 ライカル線RSCB 0.2 Sq。但し細いので、うっかり足を引っ掛けると接続端子から抜けたり、千切れる事があります。扱いにくいと感じる場合はベルデン8470を使っても良いと思います。
安価で音の良い
オーディオケーブル

 富士パーツ商会のオーディオケーブルは家電量販店で大手メーカー製品を買うよりも安く取寄せ出来ますが、 高音の伸びが良く、低音も豊かに出ます。アマゾンから送料無料で取寄せが出来ます。家電量販店で購入する場合は、JVCケンウッド ビクターのケーブルがお奨めです。
巻いた絨毯の穴にスピーカーを乗せたり差し込むだけでは良い音になりません!!
  絨毯筒に乗せたり差し込むだけで良い音が出ると言われている絨毯スピーカーですが、オーディオ機器として鑑賞に堪える音にするにはもう一手間かける必要があります。簡単に言えば、隙間から一切音が漏れないように筒にスピーカーを強力に接着する必要があります。絨毯BOXとスピーカーユニットを一体化させることで、スピーカーの性能がフルに発揮されます。接着方法はご自身でお考え下さい。絨毯を筒にする際は隙間の無いように固く巻く事がポイントです。緩く巻くと音圧で膨らみ迫力の無い音になります。筒の穴のサイズは、後ろから覗いた時にスピーカー裏の開口部が見えればOKです。ずさんな作りで低音が出ないと決めつけている記述を見ますが、正しく作れば過不足の無い、まともな低音が出ます。

各種スピーカー音質比較レポート(個人的見解)

音質は高級スピーカー並み、
口径5cmとは信じられない
臨場感が素晴らしい
雑誌の付録です Scan Speak
5F/8422-T03
(デンマーク製)
5cmフルレンジ
マグネット:ネオジウム、インピーダンス:8Ω、最低共振周波数:118Hz、出力音圧レベル:80db、最大入力:50w、振動質力:1.67g、Q0値:0.53、
Stereo誌2013年8月号の付録として付いていたものです。
スキャンスピーク:5F/8422-T03
@ スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル無し直径13cm、使用マット長さ170cm(1本あたりの長さです)、ベース部分はホームセンターの木製スノコ、ケーブルターミナル付。
A スピーカーBOX:高さ60cm、バッフル無し直径12.5cm、使用マット長さ170cm、ベース部分は20cm角のMDF合板に3本足のスパイク取り付け、ケーブルターミナル付。
B スピーカーBOX:高さ30cm、バッフル無し直径10.5cm、使用マット長さ115cm、ベース部分は直径15cmの円形MDF合板に3本足のスパイク取り付け、ケーブルターミナル付。
  雑誌に付録で付いていたスピーカーとは信じられない優れものです。口径は5cmですが音域のバランスが良く、クリアーで音に厚みがあり、音質・音量・定位共に大変優れています。デンマークのスピーカー技術は驚異的です。

バランスが良く力強い音。エイジングが進
むと共に守備範囲が広がる楽しい製品
高性能8cmフルレンジスピーカー Markaudio
Alpair6P

(英国・香港製)
8cmパルプコーンフルレンジユニット
再生周波数:74Hz〜30kHz、 Fs:74Hz、インピーダンス:4Ω、音圧レベル:86.65dB、許可入力(通常):15W、許可入力(瞬間):-W、Vas:3.696L/Qts:0.435/、 Qms:1.783/Qes:0.575、 重量:0.5kg
Markaudioはイギリス人のスピーカー技術者Mark Fenlon氏が設立した会社です。 現在は香港を拠点としています。
Markaudio Alpair6P
@スピーカーBOX:高さ60cm、バッフル無し直径12cm、使用マット長さ170cm
AスピーカーBOX:高さ45cm、バッフル直径14.7cm、使用マット長さ120cm
 製品の説明文は・・・・「駆動部分を徹底的に軽くし、サスペンションを徹底的に動きやすくした結果、漂う音のフルレンジが完成しました」・・・製作者の好みが反映された製品です。

癖が無く、聴き易い音質
ジャンルを選びません
台湾製8cmフルレンジスピーカー Tang Band
W3-1364SA

(台湾製)
8cmフルレンジ:
振動板材質 竹繊維混入パルプ、マグネット ネオジウム(防磁型)、インピーダンス 8Ω、出力音圧レベル 86dB、再生周波数帯域 105Hz〜20KHz、ボイスコイル径 18.4mm、定格入力 12W、最大入力 25W、最低共振周波数Fo 105Hz、振動板有効面積 32cm2、バッフル開口径 76mm、最大外径 93mm
Tang Band W3-1364SA
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル無し直径18cm、使用マット長さ340cm。
 広域はあまり伸びませんが、 音域のバランスが良いので、不満に感じる事はありません。台湾のスピーカー技術は高く評価できる水準になっています。聴き疲れしない音質と言う点ではトップです。

高音についてはマグネットで
音質調整する必要はあります
が鮮明さは最高!!
使いにくいと言われているユニット FOSTEX
FF85K

(日本製)
形式:8cmフルレンジ:
インピーダンス・・・8Ω、最低共振周波数・・・125Hz、再生周波数帯域・・・fo〜32kHz、出力音圧レベル・・・88dB/W(1m)、入力・・・10W(Mus.)、mo・・・1.8g、Qo・・・0.47、実効振動半径(a)・・・3.0cm、マグネット重量・・・228.3g、総重量・・・0.565kg
FOSTEX FF85K(製造終了)
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル無し直系18cm、使用マット長さ340cm。。高音はYoshii9に付いているスピーカーに勝っているのですが、かなり耳障りです。そこでケーブルを強力マグネットの反発し合う同士で挟んだところ、キンキンした音が上手く押さえられました。中高音が鮮明で、低音が豊かな、バランスのとれた心地よい音になりました。

平凡、バックグラウンド
ミュージック向き
特徴の無いスピーカー AuraSound
NS3-194-4B

(米国製)
現在不使用
口径:3インチ(約80mm)
紙コーン サブコーン付フルレンジ、 インピーダンス:4Ω:、許容出力:20W(RMS)、周波数特性:120Hz−15KHz、Fo:120Hz、能率:85dB(1W/1m)、重量:0.19kg 、Magnetic Gap Depth (He): 8.4 mm、Cone Material:Paper
AuraSound NS3-194-4B(販売終了)
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル無し18cm、使用マット長さ340cm
 ※バックグラウンドミュージックを流すのに適したボリューム感のあるソフトな音色。 ボーカルのリアルさは他のスピーカーに一歩譲りますが、ソースを選ばずに無難に鳴ります。存在を意識させない平凡なスピーカーです。

ボリューム感だけが取り柄
Yoshii9 とは対極にある音質
作りやすさでは一番です MarkAudio
Alpair7
(英国・香港製)
形式:10cmフルレンジ
振動板材質:マグネシウム・アルミ、ハイブリッドコーン、エッジ材質:ゴム製、マグネット:ダブルマウントフェライト、インピーダンス:4Ω、出力音圧レベル:84.7dB、再生周波数帯域:65Hz〜30KHz、定格入力:20W、最低共振周波数Fo:65Hz
MarkAudio Alpair7
スピーカーBOX:高さ60cm、バッフル無し直径12.8cm、使用マット長さ90cm。
 Alpair7はこの口径で65Hzの低音が出ます。低音に不満を感じる事はありません。すっきり感、清涼感は有りません、いわゆるハイファイ音が好みの方向きです。

絨毯スピーカーの優等生
8cmよりも奥行きを感じさせる
ボリューム感が心地良い製品
FE126En12cm FOSTEX
FE126En

(日本製)
12cmフルレンジユニット、インピーダンス8Ω、 最低共振周波数83Hz、 再生周波数帯域fo〜25kHz 、出力音圧レベル93dB/W(1m) 、入力45W(Mus.)、 mo2.8g、 Qo0.3、 実効振動半径(a) 4.6cm 、マグネット質量440g 、総質量0.99kg
FOSTEX FE126En
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル無し、使用マット長さ340cm。
FOSTEX FF85KとFOSTEX FE206Enの中間的な音質。中高音にハリがありバランスのとれた音。8cmでは少し物足りないスケール間が過不足なくあり、ジャンルを選ばずに聴き易いという点でTOPです。20cmを作るには時間と手間がかかりますが、これは8cmと変らない時間で仕上げる事ができます。 ※ホームシアターのサラウンド用スピーカーとして、7個のFE126Enが活躍しています。

オリジナルのダイヤトーン
P-610とは全くの別物です。
怪しいスピーカー P-610復刻版
(中国製)
クッションスピーカー
鹿皮エッジ 16cm紙コーンフルレンジユニット
再生周波数:49.3Hz〜20kHz、Fs:49.3Hz、インピーダンス:8Ω、Re :6.5Ω、音圧レベル:92dB、BL :4.7N/A、Mms :6.4g、許可入力(通常):12〜25W、許可入力(瞬間):-W、Vas:48.5L/Qts:0.47/Qms:8.69/Qes:0.57 重量:1.05kg
30cm角の低反発クッションに埋め込んでいます。
  三菱ダイヤトーンP-610の復刻版(中国製品)です、オリジナルの製品はスピーカーのエッジがウレタンで、長期間使っていると劣化してボロボロになる弱点が有りました。50年近く前にオリジナルのP-610を使っていましたが、エッジが破れて捨てました。復刻版は鹿皮エッジにすることでその欠点を改善しています。肝心の音についてですが、当初絨毯スピーカーにしたところ音に締りが無く、見かけ倒しで何の取り柄も無いまがい物と判断しました。オリジナル製品は少し音が優しすぎるきらいがありました。低反発スポンジに取り付けた復刻版は音が鮮明で迫力はありますが、品の無い雑な音で、聴き疲れします。

締りが無く、楽しくない音
コーンに墨汁を塗りました FOSTEX
FE207E

(日本製)
現在不使用
20cmフルレンジユニット
インピーダンス:8Ω、最低共振周波数:40Hz、再生周波数帯域:fo〜20kHz、出力音圧レベル:95w(Mus.)、mo:15g、Qo:0.26、実効振動半径(a):8.1cm、マグネット重量:707g、総重量:2.65kg
FOSTEX FE207E(生産終了品)
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル直径27,5cm、使用マット長さ510cm
  低音は適度に出ますが、中・高音に締りがありません。何を聴いても楽しくない音です・・ ・気に入らないので墨汁を塗りました。 墨汁が乾いたので音出しをしたら、少し改善しました。 紙臭ささは収まりましたが、やはりあまり楽しくない音です。
 8cmフルレンジスピーカーの低音に満足できない時は、ENSOUND社から20cmスピーカーが取り付けられた「オリジナル20」が出ています。1本 135,000円  

ハリのある中高音と低音の
ゆとりが心地良く、使って
いて楽しいスピーカー
白いコーン紙の20cm FOSTEX
FE206En

(日本製)
20cmフルレンジユニット
インピーダンス 8Ω、最低共振周波数 45Hz、再生周波数帯域 f0〜20kHz、出力音圧レベル96dB/w(1m)、入力90W(Mus.、)、 m0 12.2g、Q0 0.19、実効振動半径(a)8.1cm、マグネット重量1,067g、総重量 3.2kg

FOSTEX FE206En
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル無し、使用マット長さ510cm。
 中高音は小口径スピーカー並に鮮やかです。低音に関してはダンピングが良く効いていて、8cmスピーカーと比べて余計に出ているという印象はありません。ところが林英哲氏の和太鼓演奏を、目の前で叩いているように再現できるのはこの20cmだけです。いくら優秀な8cmスピーカーでも、物理的に表現できない限界があります。音源に忠実なスピーカーで、音質の良いCD・LPを再生すると素晴らしいのですが、音質が良くないものを無難な音にするような優しさはありません 。


低音のボリューム感は
心地よいが時代遅れ
40年近く前の30cmスピーカー Pioneer
PAX-A30

(日本製)
現在不使用
30cm2ウェイ同軸型スピーカー
インピーダンス8Ω(日本製)、最低共振周波数(fo)20Hz〜30Hz、再生周波数特性fo〜20kHz、最大入力60W、定格入力30W、出力音圧レベル95dB/W/m、クロスオーバー周波数3.0kHz、Qo0.3(fo:25Hz)、等価質量45gr、バッフル開口270φmm又は310φmm、外形寸法直径340φ×奥行135mm、重量7.3kg
Pioneer PAX-A30(大昔に生産終了)
スピーカーBOX:高さ80cm、バッフル直径37cm、使用マット長さ690cm
  40年近く前に購入した骨董品です。丁寧に作られた製品のようで、エッジは全く傷んでいません。 10数年の眠りから醒めた当初は潤いの無い硬い音でしたがコーン紙に墨汁を 塗り、暫く鳴らしている内に生き生きとした楽しい音になりました。中音域に中抜けはありますが、聴き比べなければ気が付かない程度です。 低音は締りが無くボンボン響きますので、それが心地良く聴こえるソースにしか使えません。結局のところ嵩張って邪魔になるので、バラしました。

番外編・・・タイムドメインYoshii9
  一緒に並んでいるので、触れないのは片手落ちになります。電気・電子楽器を一切使わず、アコースティック楽器だけで演奏した音源に関しては由井社長の主張は正しいと思います。絨毯スピーカーは沢山並んでいますが、室内楽や小編成のJAZZを聴く時は、気が向けばYoshii9を使います。一般のスピーカーと違うのは、アコースティック楽器では出る事の無い余計な響きが無い事です。生でアコースティック楽器の音を聴いた事が無い人の耳には、素っ気無い音に感じるでしょう。たとえライブに通っていても、舞台に並んだスピーカーから出る大音響しか知らなければ、Yoshii9の音に違和感を感じて当然です。本来のクラシックやJAZZを聴く事が殆ど無い人にとって、Yoshii9は無縁です。我が家のリスニングルームでは、マイルス・デイビスの名盤バグス・グルーヴをかけると、パーシー・ヒースのベースをちゃんと聴く事が出来ます(但し、ある程度音量を上げる必要がありますので、休日のみです)。由井社長がONKYO時代に創ったGS-1スピーカーと基本的に同じ音質です。GS-1は、由井社長がまだONKYOの社員だった時に、研究室でじっくりと聴かせていただきました。

絨毯スピーカ
ーBOX
絨毯サラウンド 絨毯スピーカーと
Yoshii9の比較
各種スピーカー
比較情報
バッグに収まる
絨毯スピーカー
大口径絨毯
スピーカー
と製作用工具
LPレコードを洗う 音質向上の裏技 LPレコードを
良い音で
再生するには
LPレコードを洗う2:エアーコンプレッサーを活用する究極の洗浄方法

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